法人税法
法人税法は理論・計算ともにボリュームのある科目です。
ゆえに、勉強は計画的に行っていくことが必要です。
大手資格予備校では年内は計算を固めて
年明け後は理論が中心となる講義を展開しているのが一般的です。
これは結構合理的な判断でもありまして、
計算を先に抑えておくことで理論の理解がスムーズに進むこと。
それから、理論は税制改正によって覚えなおさなくてはならなくなること。
以上の理由があるんです。
あとは、先に計算の全体像をつかんだ上で、
あとから苦手論点をつぶしていくことが効率的だと思われます。
では、理論はどう学習すべきなのか?
法人税法は条文を覚えたうえで、与えられた事例に則して
当てはめを行っていくことが主流でした。
しかし、直近の本試験では、条文のベタ書きが出題されました。
税理士試験の受験者数が減少傾向であるため、
難易度を下げ、または、努力した受験生が報われるような出題になったと言えそうです。
ただ、次の年もそうなるかどうかは何とも言えませんので、
例年通りの理論当てはめの練習は必要とされることでしょう。
67回試験では計算問題で正誤表がありました。
資格予備校では普通にあることですが、
本試験でもあるんですね。
ということは正誤があることも想定した答練もある意味必要かと。
(「始め!」の合図まで正誤表も開けない練習)